皆さま、こんにちは。
本格的な冬がやってきています。伊勢丹浦和店では「浦和レッズ応援感謝祭」が2週目を迎えました。ベビー子供のフロアでも、今だけの買い得品をたくさんご用意いたしました。ぜひこの機会にご来店ください。
さて、先週の日朝さんのお話は「子育てママの靴」についてでした。毎日忙しい子育てママも、マタニティと同様に、骨が柔らかくなるなど体質の変化があり、また日常的に赤ちゃんを持ち上げるため足にも負担がかかるので、足を支えてくれるようにきちんと靴を選ばないといけませんよ、というお話でしたね。今回はママからお子さまに戻り「お子さまの足の変化と骨の成長」についてお話しいただきます。今日は前編です。
・・・赤ちゃんは生まれてから、毎日確実に成長していきます。大人とは成長の速度がまるで違うので、びっくりすることがありますね。
そうですね。赤ちゃんの成長は周りの大人の方々から見ると、本当に楽しみなことですが、すぐに大きくなってしまうようにも感じます。それは足も同じで、身体が成長するにつれて、運動機能も進化していきます。今日はそのあたりのお話をいたしましょう。
・・・お子さまの足の成長の目安などはありますか?
お子さまの足の成長は早いのですが、個人差もとても大きいです。特に幼少時のお子さまは早いので、できれば3~4カ月に一度はサイズを測って確認しておくことが望ましいですね。一般的には、1歳から2歳半くらいまでが半年で1cm、2歳半以降3歳ぐらいまでは、半年で0.5cmと言われています。
・・・では、生まれたばかりの赤ちゃんから教えてください。
生まれたての赤ちゃんの足は、ぷっくりしていて小さくてかわいいですね。そこからすぐに第一次成長期に入ります。この時期の足の骨は、骨全体が柔らかい軟骨状態です。それは2歳になるころまで続きます。やがてはいはいができるようになり、初めて立って、よちよち歩きができるようになります。
よちよち歩きができるようになっても、足はまだ軟骨状態ですから、身体の体重を支えるだけの筋肉や骨は完成されておらず、すり足で前に進みます。自分の足で立っているわけではないので、安定感がなく、バランスがとりにくい状態です。
2歳ぐらいになると、足の骨が軟骨状態から、足のアーチを形成する足根骨が骨化します。その頃に、歩行で「あおり動作」という、爪先で地面を蹴って、かかとで着地するという、一連の歩行動作の基本ができるようになります。歩き方が「よちよち」から「とことこ」に変わるかんじですね。そのうち「走る」ことができるようになります。
・・・いくつくらいになると、だいたいの基本動作ができるようになりますか?
個人差がありますが、4歳から7歳で基本的な動作ができるようになります。「走る」動作も完成し、初歩的なスポーツ技能が発達していきます。この時期から10歳ぐらいにかけて、運動神経が最も発達する時期とお考えください。運動量も飛躍的に増えて、足の骨も急速に発達します。ただし、まだ指の骨などは、軟骨状態が残っていますので、注意も必要です。
10歳を過ぎると「第二次成長期」に入り、いよいよすべての骨が、軟骨からきちんと骨化していきます。それとともに、スポーツ技能も専門的なことができるようになります。
・・・10年をかけて、赤ちゃんの足から、大人の足へと成長していくのですね。その間もどんどんサイズがかわっていきますね。
そうですね。前にも申し上げましたが、お子さまの足の成長があまりに早いので、大きめの靴を履かせてしまうことがあります。お子さまの足のサイズは小さいので、ちょっとだけ大きいだけと大人が感じても、大人の足の割合で考えてみると、ものすごく大きなサイズの靴を無理やり履いていることになります。
動きにくい靴を履いているがために、お子さまの行動範囲を狭めてしまうと、運動の発育を妨げてしまう場合もあります。靴は生まれてからずっと、人間と足にとってとても重要なものです。きちんとした靴を選ぶことは、どの年代においても大切なことです。
・・・ありがとうございました。
次回の更新は、12月2日(水)の予定です。いよいよ2015年のカレンダーも残り1枚になりました。次回は、成長過程に合わせた具体的な靴の選び方についてお話しいただきます。どうぞご期待ください。
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