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子供の健やかな成長を促進する足と靴の話「総集編:外反母趾」

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皆さま、こんにちは。

2015年も12月に入り、今月はいよいよクリスマスを迎えます。伊勢丹浦和店6階ベビー子供フロアでは、ザ・ステージ#6をはじめ、クリスマスギフトにぴったりな玩具やお子さまのファッションアイテムを揃えています。ぜひ、クリスマスの前にお立ち寄りください。

 

さて、先週の日朝さんのお話は「お子さまの足の変化と骨の成長」についての後編でした。赤ちゃんが成長して色々なことができるお子さまになるまでの骨の状態とそれに合わせた靴選びのポイントなどについてお話しいただきました。

 

これからは12月に入りましたので、今までの復習として、お客さまから最も関心の高かった「足の不具合」についてのお話をより具体的に伺います。今回は、お子さまにも多く症状がみられる「外反母趾」についてお願いします。

 

・・・おさらいになりますが「外反母趾」の症状を簡単に教えてください。

 

「外反母趾」とは、足の親指が身体の中心から外側に向かって変形してしまった状態のことです。一般的には、その角度が15度以上あると「外反母趾」と診断されます。

お子さまの時期から症状が出やすく、予備軍も含めると数も多いので、お客さまの関心も高かったようです。質問の一例をあげると「どうしてなるのか?」「どのように対処したらよいのか?」「改善できるのか?」などでした。

 

外反母趾1.jpg

 

・・・症状の進み具合は、角度でわかるそうですが。

 

そうですね。角度が5度以内は正常範囲です。10~20度で軽度、20~30度で中度、30度以上は重度の症状です。のちほど、症状別の具体的な改善方法についてお話いたします。

 

・・・よろしくお願いいたします。では、ご質問にもあった「外反母趾の原因」を教えてください。

 

詳しくは、5月6日のブログをご参照ください。ざっと5つの原因が考えられています。

まずは「足に合わない靴」です。これまでも折に触れ、足に合った靴の大切さはお話して参りましたが、「外反母趾」でも実際の足より大きい靴や小さい靴を無理に履いているとその原因になります。お子さまは、なかなか自分からは言い出さないので、身近な大人の方がチェックしてあげてください。

次に「開帳足」や「外反足」といった別の足の不具合に起因するもの、また発育途上でもあるため「足の靭帯・筋肉が弱い、関節が柔らかい」なども考えられます。それから、これは外的な要因ではありませんが、遺伝による場合もあります。

 

・・・それでは、軽度の方から、対処法等を教えてください。

 

軽度の場合、まずはきちんとした靴選びをすることです。まだ軽度ですので、正しい靴を履く習慣をつければ、徐々に改善されていきます。

 

靴選びのポイントは「つま先の形はオブリーグ型」「履き口はVの字」「ヒールカウンターは『ハの字』でしっかりとした靴」「指の付け根から屈曲の良い靴」です。

 

具体的に説明してまいりましょう。

 

1209B説明付1.jpg

 

 

1209B説明付2.jpg

 

1209B説明付3.jpg

 

ぜひ、このような機能の付いている靴で、ご自分の足のサイズにきちんと合った靴を選んでください。

 

・・・では、20~30度の「中度」の方はいかがでしょうか?

 

靴選びは、軽度の方と同様のものを選んでください。ただ、軽度の方よりは症状が進んでしまっていますので、矯正をする必要があります。その場合は、靴と中敷きで調整します。

 

健康な足には、縦と横にアーチがあります。「外反母趾」の方は、そのアーチが崩れ、地面に対して真っ直ぐに立つことが難しくなっています。そのアーチを中敷きで補うことで、健康なアーチを作り、健康な足作りを行ってまいります。

 

1209B説明付4.jpg   1209説明付5.jpg

 

さらに詳しい内容を知りたい方、またお悩みが深い方は、いつでも店頭スタッフにお気軽にご相談ください。

 

・・・ありがとうございました。

 

次回の更新は、12月16日(水)の予定です。どうぞご期待ください。

 

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